ラルゴとアレグロのあいだ rosso  00 そもそものきっかけ  新聞部、やらない? と。  高校一年生、文芸部所属だったはずのおいらが当時の顧問の先生に声をかけられたのが、きっかけ。  本当に根本的なきっかけ。  仲間集めは半ば自力で。  ポ○モ○をゲットするかの如く、副部長やなぜかマネージャーを次々とゲット。  新聞といえば4コマ漫画。これは副部長に。  新聞といえば連載小説。これを三人のリレー方式で。  そのタイトルが「放課後七不思議倶楽部」  高校を舞台にしたコメディ8割ぐらいの話。  実は七不思議の1つだけしか連載せず。残りのネタはあるのだが、いまだ世に出ず。  それはさておき、放課後七不思議。  私が作ったキャラクターは高槻悠理という超絶美少年でもって天才。  探偵もどきのこの人。実は一度も一人称を書いたことはない。  天才の心の中なんて知ったことか。  これは今回も貫かせてもらうことにした。  自分で作ったキャラクターなのに、と鏡さんには言われる。  自分で作ったキャラクターだからこそ、書きたくない相手。それが高槻悠理という人間。  高校を卒業したら、もう会うことはないだろうと思っていた、なんてことはない。  いくつかネタがあったので書こうと設定だけは起こした。しかし元々三人で書いていたもの。書けるはずもない。  そんなこんなでお蔵入り。  時は流れある日のこと。  おいらは夢を見ました。  どっかで見たことのある人が、何かしてます。  まぁ、良くあることです。夢はよく見るし、それをネタに話も書くし。  あまり深く考えずにその人のやることをじっと見ていました。  ……何やってんの?  その人に話しかけてしまったのが運の尽き。  そいつは高槻悠理。記憶よりもちょっと歳を取った高槻が。  なぜか京都で奇妙なアルバイトをしている。  お前、もしかして大学生になったの?  お前が大学生になったんだから当たり前だろうが。  偉そうに上からものを言うのは相変わらず。  まぁ、それはそうだねと思い。  で、何してるの?  仕事だ。  変な鏡を持っているなーと。  そこでぱたりと目が覚めました。  ……変な夢を見たな、と。  いつもメモを取らないと忘れ果ててしまうのですが、眠かったので再び睡眠。  忘れてないよ!  続きを見たわけでもないのに鮮明に。  これは書かねばなるまい。  しかしどうやって?  そこで思い出したのが鏡さんの存在。  巻き込んじゃえ。  チャットで夢の話をしてみる。  「今、長門は何してるの?」  乗ってこい、ここに。  君がいないと書けないんだからさ。  乗ってこいよ、ここに!  ということで。  多分年内には始まりますラルアレ(←略称)。  スピンオフの高槻と設楽ちゃんが主人公の話の方がさくさく進むかもしれません。  あ、これどっかの賞に応募しようかな。  そんな感じで書いていきます。  おつきあいよろしくどうぞ。