女神は微睡む 設定 榛名 元希 女神の十二席の一、金剛石の騎士。 自由奔放俺様街道驀進中。 神殿出身でないために神殿人から疎まれているがそんなものは実力で捻じ伏せた人。 女神の声を聞く巫人の命により長らく不在だった真珠の騎士を探すことになる。 高瀬 準太 女神の十二席の一、翠玉の騎士。 一度ツボに入るとなかなか笑いが止められない笑い上戸。 神殿出身ではあるものの神殿の体質に馴染めず神殿外の友人を多く持つ。 巫人の命を受け榛名に同行して真珠の騎士を探すことになる。 秋丸 恭平 女神の十二席の一、翡翠の騎士。 高瀬と第五席を二人で受け持つ苦労性。 榛名、高瀬と共に十二席に封じられたため、何かと二人の後方支援をすることが多い。 三橋 廉 女神が眠る島に程近い大領主三橋氏のたった一人の男子の孫。 ちょうど七歳の誕生日を迎えた三年前に夜盗に誘拐され以後行方知れず。 三橋 ルリ 三橋廉の従姉妹。榛名と高瀬に協力しようと思うが、その心は複雑。 叶 修吾 「屋敷」にいる子供。榛名曰く『猫みたいなガキ』 織田 裕行 「屋敷」にいる子供。榛名曰く『もみ上げの長いガキ』 女神とは 海の守護を司る海神『麗しき貴婦人』のこと。 海の守護と同時に美の神でもあるこの女神は宝石をも司ることから大地母神とも同一視されている。 この女神からの賜り物が宝石。大地に育まれる物と海で育まれる物との二種に別れる。 宝石商はいずれも神殿に属し、採掘業者や卸売業者も同様である。 女神の加護を受けていることを意味する宝石の所持は王侯貴族や富裕層であれば当然のこと。 女神の十二席とは 女神から偶然宝石を生み出す能力を授かった子供のうち、誕生石として名高い19の石を生み出すことが出来る者の通称。 遺伝する性質ではないため、能力を持つ子供が生まれたらすぐに神殿に申し出るように義務付けられている。 これは ・子供の保護のため(裏で違法に人身売買されるのを防ぐため) ・宝石の保護のため(宝石の価値を下げるような取引をされるのを防ぐため) の二点による。 現在の十二席は 柘榴石(第一席・河合和己) 紫水晶(第二席・島崎慎吾) 藍玉(第三席・青木毅彦) 珊瑚(第三席・利央) 金剛石(第四席・榛名元希) 翠玉(第五席・高瀬準太) 翡翠(第五席・秋丸恭平) 真珠(第六席) 月長石(第六席・栄口勇人) 金緑石(第六席・泉孝介) 紅玉(第七席・田島悠一郎) 赤縞瑪瑙(第八席・真柴迅) 橄欖石(第八席・山ノ井圭輔) 青玉(第九席・浜田良郎) 蛋白石(第十席・水谷文貴) 電気石(第十席・花井梓) 黄玉(第十一席・巣山尚治) 青緑石(第十二席・沖一利) 瑠璃(第十二席・西広辰太郎) となっており、先代の死去に伴い真珠のみが欠席となっている。 以上登場人物が増えたら書き足します。 三橋 廉 女神の十二席の一、真珠の騎士に認定される予定の少年。 人見知りが激しく、ある事件から一定の年齢以上の男性を恐怖する傾向にある。 田島 悠一郎 女神の十二席の一、紅玉の騎士。 当時史上最年少で騎士となった天才少年。 潜在能力は強大だが、今ひとつ制御能力に欠ける。 ほぼ同期の利央とは嵐を巻き起こす仲間。 利央 女神の十二席の一、珊瑚の騎士。 中央の王族出身のため姓がない。 末っ子気質だったが、廉のお兄ちゃんを自負するようになる。 田島、利央、廉がひよっこ組。 河合 和己 女神の十二席の一、柘榴石の騎士。 十二席の騎士たちを取りまとめるような役割を負っている。 最近お父さんが板についてきた、とは島崎の言。 自分でも納得しつつある。 栄口 勇人 女神の十二席の一、月長石の騎士。 人の良さそうな笑顔なのに有無を言わさない空気をまとう。 長いこと泉と二人で行動していたため廉が可愛くて仕方ない。 第六席のお兄さんのその一。 泉 孝介 女神の十二席の一、金緑石の騎士。 山椒は小粒でぴりりと辛いという言葉がぴったり。 毒舌かつ手厳しい小姑、とは榛名の言。 第六席のお兄さんその二。 水谷 文貴 女神の十二席の一、蛋白石の騎士。 ゆるゆるしているように見えて、見るところはしっかり見ている実は切れ者? 普段は小姑たちにいびられ、阿部に凹まされ廉で浮上する。 阿部 隆也 女神の祝福を受けた細工師。 榛名とは過去に因縁があり、正直仲が非常に悪い。 廉が宝石を生み出す際の師匠として指導をする。 花井 梓 女神の十二席の一、電気石の騎士。 田島の世話係というか保護者というか。 胃薬並びに頭痛薬などと親しい。 島崎 慎吾 女神の十二席の一、紫水晶の騎士。 花街によく出入りしているが、本人曰く『遊びじゃなくて仕事』 十二席の次席、つまり副責任者の任を負ってはいるがあまり知られていない。 浜田 良郎 女神の十二席の一、青玉の騎士。 ある『事件』によって一時期騎士の位を失っていたことがある。 騎士として復帰する際にある『代償』を求められ、ゆえに騎士としての能力の一部を欠いている。 巣山 尚治 女神の十二席の一、黄玉の騎士。 女神の祝福の力を使わずとも十分腕の立つ剣士。 玄人、だとか職人、というのを賛辞として受け容れている。 青木 毅彦 女神の十二席の一、藍玉の騎士。 巣山と共にその道の熟達者として指南役も担う。 というか密かに巣山と二人で若年寄り組と呼ばれている。 山ノ井 圭輔 女神の十二席の一、橄欖石の騎士。 島崎と同じく河合の補佐に任命されている。 十二席一の食わせ者だが昼行灯と噂されることもしばしば。 真柴 迅 女神の十二席の一、赤縞瑪瑙の騎士。 外見年齢はひよっこたちと変わらないが、在位年数が少々長い。 が、自分は利央や田島ほど子供じゃない、と主張する程度には子供。 沖 一利 女神の十二席の一、青緑石の騎士。 騎士として武力を用いることより、商人や採掘・卸業者の監査を主な業務としている。 あまり表立った活躍はしないが、十二席の業務を円滑に進めるための努力を惜しまない努力家。 西広 辰太郎 女神の十二席の一、瑠璃の騎士。 沖と同じく監査業務を主としているが、島立図書館の司書も兼務するなど知の宝庫でもある。 辞書よりも西広、という語には彼への敬意が込められているのである。 篠岡 千代 女神と巫人の間を介する神女。 本来であれば十二席と関わりを持つことは許されていないのだが、彼女は特別。 外見年齢よりもはるかに長い時間を生きている。勿論「人間」という存在ではない。